8,今年を振り返る(A part

今年を振り返ろうと思う。

*上旬
サークルを引退した僕はそれまでの多忙な日々とは打って変わって"ひまひまゴミ人間"ジョブチェンジした。それというのもそれまではサークルで渉外長というお仕事でいろいろな大学間を飛び回りいろいろなライブに赴き交渉したりなんやかんや忙しかった、そのうえバイトでやっていたラーメン屋でも忙しくさせてもらっていた。
そんなバイト先も店長の不祥事により消滅、"無職"ジョブチェンジ!!
それらが一気になくなったので予定が空白、手帳は淡々と空白のページを無駄に消費するだけだった。大学院進学を早くに決めていたので就活をするでもなく毎日アニメと酒に溺れる生活を送っていた。

そんな惰性で生きていたさなか1月中旬に友達に合同説明会のお誘いを受けた。
最初は友達とメシ食う!くらいのテンションで行ったんだがそこで衝撃を受けた。


「おれはたいした事ない人間なんだ。」


大学受験時に高校からのエスカレーターで行ける学校には行かず、受験の道を選びなんとかみんなが知ってる私立理系大学に入学。サークルでは渉外長としていろいろな人と交流し、企画ライブには200人前後の客を導入するに至った。成績も中の上くらい、それでも大学院の推薦を貰える程度。人とはすぐ仲良くなれる自身はあるし常識もあるつもりだ。彼女もいたし、友達や親とも仲がいい。身長も190近いし、少しお腹に肉があるが至って幸せ、最高の人生だ、社会でもきっと活躍できる人材に違いない。

そう思ってたが僕なんてのはちょっと体が大きくてドラムが叩けておしゃべり好きなだけの人間。

そんな現実を見たくなくて就活を始めた、とりあえずがむしゃらに2社受けてみたら落ちた

そのあとまぁまぁ本気出して2社受けたら落ちた

「く。。。全力だ。。。」

で落ちた

そこで何が悪いかって考えた。
そこで気づいたのが視野の狭さとくだらない固定観念

それからおれはいろいろな人の話を聞く事に全力を注いだ、サークルの先輩、学校の同期、他校の学部生、他校の院生、人事のオネエさん、役員のおっさん、親父、姉、親父の友達、スナックのババア、地元の酔っぱらい、etc...
気づけば知らない人と毎日のように飲んで話し聞いて仲良くなった。24日間で100人の知らない人と友達になった、「友達100人できるかな」と唄っていた頃から比べたらあのころは6年間での目標だった事から定量的に見ても成長が観測できただろう。

そんな生活を数ヶ月、3月頭まで続けた。

その間にIT企業、大手を受けまくった。
選考を受けた20社中
2社:内定
7社:最終選考辞退
残り:それ以前で落とされたor辞退

内定をくれた会社には本当に感謝しているとともに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。人事の人も本当にいい人で相談にものってくれた。
それでも結局僕は大学院への進路を決めた。理由は

1、修士でなければ受けれない職種がある。(R&D、コンサル等)
2、理系卒なのにスキルがない
3、院生の友達がかっこいい
4、2年間勉強に専念してみたい
5、国際学会への参加
6、iPhoneアプリをリリースしてない

特に4番が強い、大学の4年間を通してたしかに理系大学生としての基礎知識はあるつもりだ。
C言語半導体アルゴリズム、ネットワーク、制御、デジタル回路・・・どれも高校時代には知らなかった。それでも企業で使えるかと言われたら嘘になるだろう.

もちろん企業で新卒に即戦力が求められているかといえば、必ずしもそうではないだろう。それでも僕はできる限り企業で通じるスキルを得るために自分の考えで勉強して結果を残したい、そのためのステージとして大学院を選んだ。